「文明開化と大震災からの復興、その軌跡」
明治維新以降、日本の首都となった東京には、全国に先駆けて近代化が進められました。 西洋建築を模倣したレンガ造りの建物や豪華な宮殿、 更には鉄道などの敷設が国家を挙げて行われました。
しかし、1923年に関東大震災が発生すると、 近代化の象徴だったレンガ造りの建造物の見直しが進められました。 レンガ造りに比べて地震に耐えることが出来る、 鉄筋コンクリート造りの建物や建造物が建てられるようになり、 日本に適した近代化が進められていきました。
東京には、以上のような近代以降の日本が歩んだ歴史を今に伝える建造物が多数残っています。 これらの建造物は、日本人による日本に適した近代建築の模索を知ることが出来ます。