渡名喜・竹富の琉球建築集落群

「環太平洋諸島部における伝統集落」

 日本や中国の影響を受けながらも独自の文化を育んだ琉球王国では、 台風が多い亜熱帯の気候などの自然条件に順応するために、 赤瓦の家屋の周りに石垣や防風林など多くの工夫を施した集落が整備されていました。

 また、琉球王国では先祖崇拝が盛んだったこともあり、 村落ごとに先祖を祀る御嶽うたきが設置され、地域の一体性を育んでいました。 他にも、琉球王国下で発展した民謡や食事などといった民衆文化とも、 密接な景観を成している点も欠かせません。

 琉球王国時代以来の建築技術で整備された集落群からは、 環太平洋諸島部における代表的な集落形態と、それらの集落景観で育まれた豊かな文化を知ることが出来ます。

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