九州北部の弥生遺跡群

「弥生文化の代表例」と
「紀元前での東アジアの文化交流」

 紀元前10世紀頃、大陸から水稲文化が九州北部に伝来し、弥生時代が始まります。 水稲により社会が安定したことで、身分社会や国家としての自我が芽生えたことで、争いも起こり始めました。 そのため、吉野ヶ里遺跡や原の辻遺跡のような、防御性の高い環濠集落が形成されるようになります。

 弥生時代には水稲のほかに、支石墓(ドルメン)や甕棺墓といった大陸由来の墓制も伝来しました。 これらの文化交流は考古遺跡からだけでなく、 中国の歴史書に登場する奴国や伊都国などの国名からも読み解くことが出来るのも大きな特徴です。

 九州北部の弥生遺跡からは、日本を代表する弥生時代の痕跡と、紀元前における東アジアの文化交流を知ることが出来ます。

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