~近世日本の藩政治を伝える街並みと文化芸術~
石川県・金沢市と富山県・高岡市はそれぞれに
近世(江戸時代)の城下町と商工業都市が当時のまま残っています。
城はもちろん武家町、商人町、職人町といった街並みや、
当時の面影を伝える大名庭園、大規模寺院など、
当時のまま残っている風景の豊富さは日本有数です。
さらに両都市は、近世で文化活動が活発だった加賀藩の領地だったことから
日本を代表する文化芸術が発展・継承されて、国際的な評価を受けて今日に至ります。
このことからも両都市は、近世日本の都市の見本と言えます。
世界的にもあまり見られない木の文化圏での歴史的街並みの風景(景観)と、
その街並みと深い関係にある文化芸術が評価されて、
世界遺産になってたらいいのにな~
金沢と高岡の両都市は江戸時代、加賀藩に位置していました。
金沢は加賀藩の中心都市として、金沢城を中心とした城下町が形成されました。
その城下町を形成していたのは、中心となる城郭、
武士が住む武家町、町人が住む町人地、寺院が集まる寺町、飲食店などが集まる茶屋町、
更には水路といったものが挙げられます。
これだけの要素が揃っているのは、金沢が江戸時代の日本を代表する大都市だったからです。
だからこそ金沢の街並みは、近世日本を代表する城下町の景観(風景)です。
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一方の高岡は、加賀藩の商工業都市として発展しました。 商工業都市を形成していたのは、倉庫などが置かれた城郭跡 商取引を行っていた商家町、 鋳物を生産する職人が住んでいた職人町(鋳物師町)、 加賀藩の年貢米取引で栄えた港町(在郷町)などが挙げられます。 更には複数の大規模寺院も、高岡の発展を語るうえで欠かせない要素です。 近世の商工業都市は日本中に残存していますが、高岡ほどに 商工業都市を構成する要素が数多く残っている都市はありません。 ですので、高岡の街並みは、近世日本を代表する商工業都市の景観(風景)です。
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金沢と高岡の両都市が位置していた加賀藩を統治していたのは、 前田利家を祖とする前田家でした。 前田家は両都市の都市計画を担い、加賀藩を日本有数の経済地域に発展させていきました。 そんな前田家に関する大名庭園や墓といった文化財も、両都市には残されています。 また、加賀藩は江戸時代に存在した藩の中で、もっとも大きな規模を誇っていました。 そんな加賀藩の繁栄を物語っている言葉が、「加賀百万石」です。 そして「加賀百万石」を象徴する景観が、金沢と高岡です。
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近世日本で最大の藩として繁栄した加賀藩。そして、
近世日本を代表する大都市だった城下町・金沢と、
近世日本の商工業を今に伝える商工業都市・高岡。
これらは、近世日本に存在した「藩」が、
どのような政治やまちづくりを行っていたのか、
そして、どのような街並み・景観が育まれたのか、
の顕著な見本です。
つまり、金沢と高岡は、近世の藩政治を伝える代表的な街並みだと言えます。
加賀藩は近世の間、その豊富な経済力で文化芸術にも力を注いでいました。 その結果、現在でも金沢と高岡は、近世以来の文化芸術が豊富に残っています。 文化芸術が育まれた景観も残っているのが、両都市の強みです。 これらの文化芸術は近代(明治以降)には万国博覧会でも出展され、 国際的な評価が高いことで知られています。 また、高岡では祭りで披露される、町の工芸品の集大成ともいえる御車山が、 ユネスコ無形文化遺産に登録されています。 この御車山も、近世都市の文化を今に伝える上で欠かせない存在です。
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このような近世を代表する文化芸術だけでなく、景観も残っているのが金沢と高岡です。 「近世」がそのまま残っている両都市は、その時代を語る上で、まさに代表的な存在です。
全部で18の文化財を選んでいます。(縦スクロールになっています)
選んだ基準は
文化財の所在地は以下の地図をご覧ください。
紀元前に築かれた城壁の中に、明王朝から清王朝時代にかけての街路や役所、商店、 民家などが往時の姿をとどめています。この時代に中国各地に築かれた県城の原型が 残っている点も、金沢・高岡と似ています!
18世紀にオスマン帝国によって整備された城塞都市で、 細い路地にモスクや隊商宿、公共浴場などが建ち並んでいます。
サナアの旧市街(イエメン)中世アラビア都市の面影を色濃く残す城塞都市です。地震が少ないことや鎖国政策だったことから、 現在でも100を超えるモスクと64のミナレット(塔)、6000棟以上に上る高層住宅、 スーク(市場)などが中世のまま残されています。
サン・マリノはイタリアに現存する唯一の都市国家です。 14世紀以降の修道院や城壁、庁舎などがティタノ山の頂に多数残っています。
ウィーンの歴史地区(オーストリア)ヨーロッパの中心的存在だったハプスブルク家の王都として発展した歴史都市です。 国立歌劇場や市庁舎などを中心とする19世紀頃の面影を伝える歴史地区や、 16世紀に活躍したモーツァルトやベートーヴェンなどの影響から ヨーロッパの音楽・芸術文化の中心地として発展した点も評価されています。
ふたつの中世都市は14~15世紀にハンザ都市として発展しました。両都市に残る建造物は ゴシック建築の技術的発展を今に伝えています。
金沢市による世界遺産の提案内容がまとめられています
高岡市ホームページ/文化財保護活用課/世界文化遺産登録を目指して高岡市による世界遺産の提案内容がまとめられています
高岡市ホームページ/文化財保護活用課/高岡の日本遺産の物語についてもっと詳しく高岡市は世界遺産ではないですが、日本遺産に登録されています。その内容はこちらからどうぞ
石川県立歴史博物館金沢市の歴史をはじめ、石川県の歴史をわかりやすく紹介・展示を行っている博物館です。
金沢市立安江金箔工芸館金沢での金箔を用いた工芸品を展示している博物館です
いしかわ生活工芸ミュージアム金沢市をはじめとした石川県内の伝統的工芸品を展示している博物館です
加賀友禅加賀友禅に関することが集まる情報サイトです
高岡市立博物館高岡市の歴史・文化を紹介している博物館です
高岡市鋳物資料館高岡鋳物に関する展示を行っている資料館です
高山御車山会館高山御車山を通年展示している博物館です
関係する外部サイトでも紹介していますが、 この金沢と高岡は、それぞれの街が世界遺産を目指しているんです
ただ、一個人としては二つの街が揃えば、「加賀藩について」とかいったように伝えられる情報が増えるのに~
って、思っちゃうんですよね。
世界から見れば県とか市とかは狭い世界ですし。
とは言っても、このサイトはあくまでも想像です!
意味のない意見をここで書いても問題ないですよね?
ただ、世界を見渡しても木で出来た歴史地区ってほぼ無いんです。 やっぱり燃えやすいとか、いろんな理由があると思います。 だからこそ、木で出来た歴史地区が残っていることに大きな価値があります。 その中でも特に情報量が多いのが金沢と高岡です。 そんな木で出来た歴史地区の景観を、豊富な情報量で世界遺産として後世に残すことは、 すごく意味があることだと、私は思っています!
最後になりましたが、このページを最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
今後もまだ見ぬ日本を、世界遺産に当てはめて紹介していきますので、よろしくお願いします!
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